カテゴリ:不動産よもやま話 / 投稿日付:2022/04/07 13:25
不動産にまつわるトラブルでよくあるのが、
越境の問題です。
越境とは、敷地の境界線を建物の庇(ひさし)や塀などが跨っていることで、
水道管やガス管、庭木の樹木や電線も越境に含まれます。
越境が発覚するのは、確定測量を行った際が多いです。
隣地さんとの立会のもとに境界を確定してみると庇が越境していたなんてことはしばしばあります。
その場合は、お互いが越境をしていることを確認した上で、庇や塀が越境していれば、再建築の際に解消するとの約束を覚書を交わすことが一般的です。
越境がある場合に、金融機関によっては融資が組めなかったり、建築に支障が出たりすることもあります。
確定測量には費用が発生するので、売買契約締結後に実施することが多いですが、
不確定な要素も含まれるので、最終的に売却を決めているのであれば事前に測量の実施をおすすめします。